ヒッチハイク体験記④ ~ただの旅行でい!~
金沢の宿で就寝。3日目は富山方面へ。
3日目
9時半に起床。
のどが痛い。この宿めちゃくちゃ乾燥してるわ。湿度0%だな(ありえない)。
そんなこと思いながら、軽くシャワーを浴びて準備。
チェックアウトして外に出たら、雪が少し積もってる。。。しかも雪は降り続けてる。。。
相変わらず超寒い。道は凍ってます。そんな中、30分歩いて金沢駅へ。
今回、歩いてばかりの旅のおかげで「徒歩30分って余裕じゃね」と思うようになりました笑
有名な金沢駅で写真撮影。テレビで見たことある光景に胸が躍る!
金沢駅内を少し探索し、時刻は12時。お腹が減ってきました。
金沢駅、おいしそうなお店ばっかりなんです!!どれにしようって悩んでる間に結構な時間たってました笑
そして海鮮料理屋へIN
漁師飯ランチなるものを頼む。
煮魚とブリ?の刺身。
うん。。。。少し期待外れでした笑
普通に海鮮丼頼めばよかったと後悔 泣
そして、新幹線の切符を買って富山駅へGO!
え? ヒッチハイクじゃないの???
そうなんです。実は、新幹線に乗ることを決めました。
「北陸新幹線に乗ってみたい!!」ただそれだけです。
愛知県に住む人間は、北陸新幹線に乗るタイミングがありません。
乗ろうと思ったら一度東京に出ないと行けないのです。
北陸だったら車で行っちゃいます。
「せっかく乗れる機会があるんだから!!」ということで乗りました!
初めての北陸新幹線。良いポイントが3つ。
・新幹線の色、座席の色。かっこいい!
・座席のヘッドクッションの高さを変えられる!ありがたい!
・線路に雪解け用の水がまかれてる!すごい!
テンション上がるっ!!!
そして富山駅へ到着。
富山雪多い。金沢より多い。雪しかない。
初めて富山に来ましたが、雪の感想しか出ませんでした。
てか、駅の中なのに超寒くね???
物凄い寒い。まるで外。駅の中なのに。
なぜかと思ってたら、目の前に原因がありました。
路面電車でした。
駅内に路面電車が通れるように、吹き抜けになっています。そりゃ寒いわ!!
雪が降る寒さの中、窓全開で家の中にいるようなものです。そりゃ寒いわ!!
てか、路面電車あるんだ!
富山では「一心」というラーメン屋で醤油ラーメンを食べました。
さっきランチを食べてから1時間も経ってません。フードファイターかよ。というような食いっぷり。
「せっかく富山にきたんだから何か食べんと!!!」という思いが強すぎてお腹すいてないのに食べました。
かなり味は濃いですが、美味かったです。
風船のようなお腹になった僕は、再び富山駅へ戻る。
高山駅に向かうために電車に乗ります。
え? ヒッチハイクじゃないの??(2回目)
しかも体験記①で新潟行くとか言ってなかったっけ??
そうなんです。ヒッチハイクじゃないです!
そうなんです。新潟行きません!
そうなんです。予定ガバガバ旅行です!
「新潟県で何すんの?新潟県で何かできるか?」と考えた結果、行くのやめました!(新潟県民さんごめんなさい)
そして、個人的に高山が大好きなのです。
古い町並み・飛騨牛・温泉。大好き!!!
僕の好きなアニメ「氷菓」の舞台にもなってます。
こよなく高山を愛する僕は、早く高山観光したかったのです!!
電車に揺られること2時間超。16時過ぎに高山駅に到着。
びっくりしました。。。高山駅が綺麗になってる!!
最後に高山に来たのは6年前(これでも本当に高山大好きです)
その時やってた駅の改修工事が終わり、完全体高山駅になっていました!!
※写真は次の日撮影
そして、外国人の多さにもビックリ!特にアジア系が多かったです。
「外国人多いからコロナウイルス対策にマスク買いたいなぁ(超今更)」と思ってマスクを探しましたが、どこも売り切れ。
(ちなみに、金沢の宿が乾燥してたので金沢の薬局でマスクを買おうとしましたが、30枚入りしかなく、荷物になることを懸念して買うのやめました。リュックは隙間がないくらいパンパンです。)
あらかじめブッキング.com(この旅2回目)で予約した宿にチェックインして荷物をおろし
いざ高山観光へ!!
店全部閉まってました。
それもそのはず、僕が宿を出たのは17時前。お店に着く頃には閉店ガラガラ。
それでも、好きな場所で写真を撮ったりして楽しめました!
時刻は18時。「夜ごはん何食べよっかな~」と検索してたら
飛騨牛バーガーを見つけました。美味そう!しかも限定30食で無くなり次第終了?店は18時からオープン!
早くいかなきゃ!!!
グーグルマップで徒歩15分くらいの場所。凍った歩道で足を滑らせながら僅か10分で到着!
本日臨時休業
え????
え????
嘘やん。急いできたのに。。。。。。
ま、仕方ない。じゃあ何食べよっかな~
見事な切り替えの早さで次のお店を探す僕。
「山菜そば!これ美味そう!!」
再び胸を躍らせながらお店へ向かう!
本日休業
えええええええええええ!!!!ここも休み?
食べたいものが無くなった僕は、適当に歩いてたどり着いた高山ラーメンの店「つづみそば」へ。またラーメンかよ。
店に入った瞬間見たことあるなぁ~と思いました。
「たぶん、、、6年前に来た店かも」
6年前は高校の友達と2人で高山来たなぁ。そういえば、何年も連絡とって無いなぁ。あいつなにしてんだろ。そんなこと考えてたらラーメンが来ました。
「そうだ、この味だ」
6年前に食べた時と同じ味。あの時より量が減った気がする。人数も減ったな笑
今度あいつに連絡して飲みにでもいくか。そんなこと思いながら食べました。
ラーメンを食べた後、宿に戻って休憩。
ちなみに、宿は押し入れ一つ分くらいのスペースで寝るタイプでした。カプセルホテルの和風版みたいなやつ。
かなり狭いですが、布団があって寝れれば充分。ネカフェよりは数倍マシです。
時刻は20時半過ぎ。待ちに待った
温泉たーーーいむ!
宿に共用シャワーはついてますが、やっぱり高山に来たからには温泉に入らないと!!
日帰り入浴できる「高山グリーンホテル」へ歩いて向かう。親友とLINEでビデオ通話しながら向かってました。
外さむっ。刺さるような寒さ。福井・金沢・富山も寒かったけど、それ以上。
ビデオ通話しながらその状況を話しました。
僕「くそ寒いんやけど。これ半端ないで。笑えないレベルで寒い。」
親友「ヒーターの前で食べる肉まん、美味いわ~w」
僕「ふざけんなああww」
親友「おいwwそりゃ寒いわけだわ 調べたら高山-8℃だってよw」
僕「マイナスハチド!? 低すぎるわ!!」
そんなこと話しながら、温泉に入るべく歩きます。
実は、高山グリーンホテルに向かうのも理由があります。
僕が小学生の頃、家族旅行で初めて高山へ来た時に宿泊したホテルなのです。
10年から15年前の話ですが、ホテルの外観と浴場の風景は覚えています。
思い出のある「高山グリーンホテル」に着きました。
「あれ?なんか外観変わってね?昔は「高山グリーンホテル」って大きな緑文字の電灯がホテルに張り付いてた覚えだけど。」
記憶とは違う高山グリーンホテルに少し落胆。10年以上経てばそりゃ変わりますよね。
人は昔の記憶が好きなんだな。と書いてて思いました。
昭和の古き良き感じとか好きな方いますもんね。
入浴料1000円払い、浴場へ到着。
「あれ???????ここも変わってる。」
記憶では、露天風呂に腕の長い銅像と足の長い銅像がいたような。
「もしかしたら女湯側かな~。明日行けば浴場入れ替えで入れるか?」
「いや、いつかここに泊まって確認しにこよう。」
そう決意して、温泉を堪能しました。
いつかまた来ます。
宿へ帰る道で
「今日が旅行最終日の夜だからお酒でも飲もう!」と思い
コンビニで9%のレモンサワー2本(ストゼロ)と7%のレモンサワー1本(檸檬堂)とつまみを買いました。
宿は個室ではないため、エントランス付近の小さな共用スペースでYouTubeを見ながら酒を飲む。
中国人っぽい4人家族が隣にいますが、気にせず飲む、飲む、さらに飲む。
酔っぱらった。超気持ちいぃ!
気付けば隣にいた4人家族も居ませんでした。
ニヤニヤして軽くフラつきながら寝床へ向かう変質者と化した僕。
こんな奴、もし夜道で出会ったら近寄れません。道を変えますね。
寝床では気付いたら寝てました。酒の力は偉大ですね笑
3日目終了
⑤へ続く
ヒッチハイク体験記③ 〜ヤッホー(いろんな経験)〜
2日目
9時過ぎ、起床。
ネットカフェを人生で初めて利用して1泊しました。
全然寝られ無かった。
目が覚める→寝る→目が覚める→寝る
何回繰り返したことか、、、、
当たり前ですが、そもそも布団は無い。床のマットは硬い。膝掛けを無理矢理枕に。
だから、寝心地がとても悪いのです笑
ただ、体に疲れは残っていなかったのが救いでした!!(そもそも1日目は疲れてない)
シャワーを浴びて準備。
時刻は10時30分
いざ、出発!!
が、最悪の光景が目の前に、、、、
そう 雨です
ヒッチハイクにとって、雨は天敵。
雨の中のヒッチハイクは地獄、いや大地獄。濡れたまま人様の車に乗るなんて、アウトです。
カッパに着替え、歩き始めます。
が、予想以上の風と強くて冷たい雨。しかもリュックは雨晒し。
このままじゃダメだな、、、、
「リュックカバーか、リュックが入るカッパを買おう」
近くのホームセンターへ行きます。徒歩15分の距離でした。
この15分。めちゃくちゃ長く感じました。
リュックも入りそうなポンチョを買いました。
これで濡れない!
よし、ご飯食べよ。
時刻は既に11時30分くらい。
荷物が多いため、カッパを着たり仕舞ったりするだけですごく時間がかかってしまいます。あと、ポンチョ選びで無駄に悩みました笑
さて、福井と言ったらソースカツ丼!
ヨーロッパ軒 みゆき分店でソースカツ丼を食べました。美味い😋
その後、この雨の中の長距離移動(福井北ICまで徒歩1時間超)は厳しいと判断し、ICへ少しでも近づくため電車を利用しようと考え、福井駅まで歩きました。
福井駅から電車で越前島橋駅(福井北ICに最も近い駅)へ移動。
この電車でビックリしました。車内に綺麗な女性の車掌さんが居て、駅に着いたら降りる人から切符を貰っていました。
駅に改札が無いため、切符を車内の車掌さんに渡すのです!こういう場所もあるのですね。良い経験ができました!
越前島橋駅に着き、雨の中福井北ICまで約20分歩きました。
が、この福井北IC。
車が止まれそうな場所が無い。。。
「近くのコンビニでヒッチハイクするか?」「ここ、車止まってくれる?」「そもそも車通り少なくね?」
厳しいぃぃぃwwwww(苦笑)
場所選びに迷って、ただ時間だけが過ぎていきます。
ただ、やらなきゃ始まらない。
腹をくくった時には、雨は止んでました。(今思えばラッキー)
13時30分過ぎ。
不安の中、IC手前の交差点で「金沢」と書いたボードを掲げました。
いかんせん車通りが少ないため、1台にかける思いは昨日より大きいです。
開始から20分の13時50分。
男性が運転する車が止まってくれました!!
たった20分!!早い!!
兼六園の近くまで行くらしく、兼六園まで送って下さることに!!ありがとうございます!!
この男性。凄くカッコいいんです。
渋い声。大人の落ち着き。漂う雰囲気。
まさに、上品。まるで貴族。
お仕事で営業をやっているそうで、話も上手でした!!金沢の歴史や福井県の事などを教えていただき、勉強になりました!!
ヒッチハイクしていなかったら一生知ることがなかった事を教えて頂きました!
14時40分 兼六園到着。
初めての金沢です。まずは、兼六園を観光。
あまり庭園に興味は無かったので
「へー、こんな感じなんだぁ」という感想のみでした笑 梅の花は綺麗でした!
兼六園を観光中、雪が降ってきました。超寒い🥶
その後、21世紀美術館へ
芸術には全く興味がありません。でも、興味のない事をやってみるのも、新たな刺激になっていい経験になります。
本田健さんの著書『20代にしておきたい17のこと』にも「色んな経験をした方がいい」と書かれてます。
ううん、、、、、芸術分からん。。。
たまに「なるほどー、へーー」と思う物も在ります。でも、基本的にはよく分からない笑
感性が鈍いのかな、、、笑
『人工物より自然物が好き』
と言うことがよく分かりました笑
僕には芸術鑑賞が向いてないかなー笑
どちらかと言うと、見るより作る方が好きだったっけなぁ とか思いつつ。美術館を後にしました。
さあ、ブッキング.comで予約した宿泊先へ。
21世紀美術館へ行く前に予約してました。
1700円でベッド・共用シャワー付。
ネカフェより安いし、ベッドで寝れる。
広さはベッド1つ分とほんの少しのスペースしかありませんが、最高です。
「これから宿探しはブッキング.comを使おう」と思いました。
宿で軽くシャワーを浴びて、ロフトに折り畳み傘を買いに行きました。
2200円の折り畳み傘。宿代より高えぇ、、、、笑
時刻は17時30分。宿の近くにあったお店でターバンカレー(小)を食べました。美味い!!
そして21時前に宿を出て、歩いて30分の「麺屋大河」という味噌ラーメン屋へ。
雪が降ってて風も強い。寒い寒い寒い寒い寒い。
折り畳み傘買ってよかった。
ただ、お店の前で人が並んでました笑
せっかく来たので並び、ラーメンを食べ始めたのはジャスト22時。30分以上は並びました。
美味いっ!!
中太麺で少し濃いめの味噌。なのにクリーミーな感じもある。何度でもスープを口に運んでしまう。
めちゃくちゃ美味しかったです。また食べたいと思ってます!
その後、ヤッホー茶漬けで有名な「志な野」と言うお店へ。780円でお茶漬けしか出していないお店。ご飯はお代わりし放題。
このお店では「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「お代わりお願いします」などを
全て「ヤッホー」という言葉で表現します。
店主「ヤッホー(いらっしゃい)」
僕「ヤッホー(お茶漬けお願いします)」恥ずかしくて声小さい
店主「ヤッホー(どうぞ)」
僕「ヤッホー(ありがとうございます)」(小さめの声)
僕「ヤッホー(お代わりお願いします)」(楽しくなってきて大きい声)
店主「ヤッホー(了解)」
店内はかなり静かで殺伐とした雰囲気。そして飛び交うヤッホー。
まさに異様な感じです。
ちなみに、「お会計」の言葉は通じます。
僕は「ご馳走ヤッホー(お会計の意)」と言ってるサラリーマンを見たので、真似して「ご馳走ヤッホー」と言いました笑
結果、お茶漬け3杯(どんぶり)食べました。
食い過ぎたwww
17時半からカレー・ラーメン・お茶漬け3杯。
お腹パンパンでした笑
宿に戻ってシャワーを浴びて1時くらいに就寝。
今日は2万3千歩歩いてました。重いリュックを背負って2万歩以上は流石に疲れたのか、グッスリ寝れました。
2日目終了
④へ続く
ヒッチハイク体験記② ~冷たさと温かさ~
目の前を通っていく車にニコッと笑ってボードを見せる。
無視、無視、無視・・・・
一向に止まってくれる気配がない。
分かってはいたが、いざ体験するとほんの少し悲しい。
そう、ヒッチハイクは孤独との戦いなんです。
しかも、平日ということもあって社用車ばかり。
そりゃ乗せてくれません。
たまにいる、笑ってリアクションしてくれるドライバー
「ヒッチハクやってらぁw」「若いね~wよくやるわww」と、思っているでのしょう。
それが結構嬉しいんです!!
「存在に気づいてもらえてる!」「ちゃんとボード見えてるんだ!」と実感できるからです。
しかし、全く車を捕まえられないまま30分・・・1時間・・・と、ただ時間が経過していきました・・・・
「本当に乗せてくれる人いる?」「朝始めるべきだったかー」「帰ろうかな、、」
そんなセリフが頭の中をぐるぐるしていました。
開始から約1時間半経過した16時。
遂に、1人の女性が助手席を指さして「乗る?」というジェスチャーをしてくれました!!!
急いで車まで走り、確認!!
僕「いいですか!?」
女性「いいよ!ちょっと汚いけどごめんね-」
僕「ありがとうございます!!」
車内が汚いとかどうでもいい!!とにかく乗せてくれる人が現れて、超嬉しい!!!!ありがたい!!!
急いで助手席に乗りました!!
僕「どこまで行かれる予定ですか?」
女性「関ケ原で降ります。だから養老までしか乗せてあげられないけど、ごめんね~」
僕「いえいえ、ありがとうございます!!本当に嬉しいです!」
なんて優しい方なんだ!!しかも、養老までしか乗せてあげられない事を申し訳なさそうにおっしゃってます。乗せてくれるだけでありがたい事なのに。
この女性は、仕事終わりでPAに立ち寄った感じでした。
僕「なんで乗せてくれたのでしょうか?」
女性「PAに来た時、ボード持って頑張ってる人いるな~と思って。そして頑張ってる人を助けることで私も頑張ろうって思えるし、良い事あったりするかな。と思って、勇気振り絞って乗せてみたの笑」
初めてヒッチハイクしてる人を乗せたそうです。
そして、1つ気付きました。
「そうか、PAに居る全員に存在を気付かせるため、常にボードを持って立ち続けたほうがいい。」
僕は、車が来たら立ち上がってボードを出す。という風にやっていました。この女性のお陰で得た「気付き」はこの後の僕のヒッチハイクに良い影響をもたらしました。
お話をしていくうちに、この女性は「悩みを1人で抱え込みがちな性格の人かなぁ」と感じました。
僕は「何とかこの方にもっと幸せに・明るくなってほしい」と思いました。
でも、今の僕にできるのは話を聞くくらい。僕のような若造が「こうした方がいいですよ!」なんてとてもじゃないけど言えません。軽くポジティブな言葉をプレゼントするくらい。
(今思えば、話を聞いて欲しかっただけかもしれないので最善の選択をしてたかも)
僕も昔はネガティブな人間。悩みがいっぱいありました。今はとても幸せです!
だから、この女性には「幸せになって欲しい!」と強く願っています。
そんなこんなで30分後の16時30分。養老SA到着。
女性からは応援の言葉をもらい。僕は感謝を伝えお別れしました。
トイレ前のベンチでペンを取り出し、人目を気にせず「賤ケ岳(しずがたけ)方面」と書きました。
初めてヒッチハイクに成功し、ハイ↑になってたお陰で、今度はすぐにボードを掲げることができました。
しかし、すぐに車は止まってくれません。当たり前ですが運も絡みます。
ただ、気付きを生かしてボードは持って常に立ちました。誰もが僕を認識してくれるように。
さらに、体を動かし存在をアピールもしました。
20分くらい経った頃でしょうか。20代後半くらいの男性が近づいてきて、声をかけてきました。
男性「兄ちゃんどこ行きたいの?」
僕「賤ケ岳方面です。」
男性「なに?そこどこ?」
僕「北の方面です!」
男性「あー、そっちかー。違うわ~ごめんなっ!」
僕「いえいえ!声かけてくださってありがとうございます!」
わざわざ声かけてくれる、いい人もいるんだと思いました。
数分後、同じ男性から再び声を掛けられました。
男性「兄ちゃん頑張ってな!これあげるっ!」温かいカフェラテを渡す
僕「え!?いいんですか!?ありがとうございます!! うわ~!めっちゃ優しい~!!」
まさかのカフェラテの差し入れ。超温かいし、超嬉しい!!!
冷えた体と心に温かいカフェラテが染み渡りました。
こんなカッコいい男性になろう!!と思いました。
そして、男性との会話から「賤ケ岳(しずがたけ)って読めないし、どこにあるかわからなくね?」と思ったので(実際、僕も初めは読めませんでしたし、場所すら知らなかった地名)
ボードの地名を「敦賀」に変えました。これなら分かりやすいはず!
そして養老SAに到着して約50分が経過した17時20分。
車が止まってくれました!!
やったぜえええ!!!!
乗せてくれたのは、福井県まで帰るご家族。お父さん(運転手)お母さん娘さんが乗っていました。
僕「なんで乗せてくれたのでしょうか?」
お父さん「目が合っちゃったからね笑」
実は、尾張一宮PAではドライバーの目をあまり見れませんでした。しかし、「アイコンタクトが重要!!」という事を、とあるヒッチハイクブログで見つけたので実行したのです!
そう アイコンタクト 刺さってました!!
僕「賤ケ岳SAまでよろしいですか?」
お父さん「賤ケ岳?あそこなんも無いよ。福井まで乗せてくよ。」
僕「いいですか?では、お願いします。」
僕が乗車したことで家族の雰囲気に水を差した感じがし、申し訳なさそうな態度が強くでてました。さっきとは打って変わってテンションが低めに。
今思えば、この態度は良くなかったです。もっと「嬉しさと感謝」が伝わる明るい態度の方がよかったです。
お父さん「ここ賤ケ岳だよ。何もないでしょ?笑」
僕「本当ですね。山しかないですね。お父さん、ありがとうございます笑」
その後、福井北ICから国道8号線沿いのネットカフェまで連れて行ってくれることになりました。
僕「では、お言葉に甘えさせていただきます。お願いします(申し訳なさ全開)」
お相手のご厚意を申し訳無さそうに受け取る僕。
「遠慮はせずに全て受け取る」という人生理念を持っているのですが、まだまだでした。
車内では娘さんと共通の話題があってお話したり、ご家族の趣味のお話などをしました。それぞれの趣味にはお互いを尊重するために干渉しない姿勢。また、ご両親が娘さんに対する理解が深く、家族愛を感じました。とても素敵なご家族。
当たり前すぎて気付いていないだけで、僕の家族同士にも愛が沢山あるかも!と、今書いてて思いました。もちろん、家族は大大大好きです!
そして、1時間半経過した18時50分。ネットカフェ到着。
お礼と感謝を伝え、お見送りをしました。
その後、「ブルドック」という洋食屋で福井ポークステーキ定食を食べました。美味しかったです!
実は、福井まで乗せてくださったご家族に福井のオススメご飯を聞いていたのですが
そんな事忘れていて、近くにあった洋食屋に入ってしまいました笑
教えて頂いた岩本屋に行きたかったなぁ.......
今日は、人生初めてのネットカフェを利用して一泊。
ここまで来れたのは、すべて人のご厚意によるもの。本当にありがとうございました。
さあ、明日は金沢目指すぞ!!
一日目終了
③へ続く
ヒッチハイク体験記① ~不安と期待~
2020年2月4日~2月7日。3泊4日でヒッチハイクをやりました!!
初めてのヒッチハイク!ワクワクすっぞ!!!
出発地点は愛知県。行き先は滋賀・金沢を経由して新潟県。
そう、愛知県から北陸へのヒッチハイクです!
なぜヒッチハイクをやろうと思ったか?
面白そうだから。
ただそれだけの理由でヒッチハイクをやろうと思いました。
もっと言うと、自家用車・電車・新幹線での旅行は刺激的じゃないから!!
せっかく旅行するなら思い出に残る楽しさが欲しいですよね!
それでは、ヒッチハイク体験記スタート!!!
1日目
僕は10時半頃目覚めました。そして、途中だったヒッチハイクの準備を始めました。
起きるの遅くね?しかも当日に準備?
そうなんです。当日まで、あまり準備していませんでした。
前日に買い出しは行きました。しかし、準備するやる気が無くてほとんど当日にやりました笑
準備が終わったのは12時。
「よし、出発だ!!!!」
とは成りませんでした。
「お腹すいたからご飯食べよ。」
腹が減っては戦はできぬ。
なぜ尾張一宮PAかというと、一般道から入場できるPAだからです。
いきなり下道からヒッチハイクする勇気はありませんでした笑
ちなみに、PAまで送ってくれた親友には当日に「ヒッチハイクするためにPAまで送って欲しい!」と連絡しました。迷惑なやつ(僕)ですね、まったく。
いきなり連絡して、承諾してくれた親友にはとても感謝しています。ありがとう!!
事前に「養老方面」とスケッチブックに書いて準備しました。が、不安と恥ずかしさでスケッチブックを掲げられませんでした。
頭の中はこんな感じ。
「俺今から本当にやるのww??」「誰か乗せてくれるかww?」「この寒さの中、何時間もできるか?」
意味も無くトイレの前のベンチに座ったり、店内に入ったり、歩いたり、、、
なかなか、スケッチブックを掲げる勇気が出ませんでした。。。
「帰りてえwwww(半分本気半分冗談)」
でも、知り合いに「ヒッチハイクやる!!」と報告したし。親友にここまで送ってもらったし!
今更後戻りはできない!!!!!
勇気を振り絞ってスケッチブックを掲げました!!!
②へ続く