ヒッチハイク体験記⑤ ~原点回帰~

 3日目は酔っぱらって就寝。最終日4日目です。

 

4日目

 

10時起床。お酒を飲んだにも関わらず、一回も起きずに熟睡できました!

 

11時頃に宮川朝市へ。

飛騨牛串・飛騨牛肉マン・飛騨牛肉寿司・みたらし団子を食べました。

あぁぁ美味い!旨い!うますぎる!

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その後、古い町並みなどを観光しました。

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この喫茶店、いつか入ってみたいんです。

3日目の記事に書きましたが、好きなアニメ『氷菓』の舞台が高山で、この喫茶店のシーンが出てきます。

 

 

 

 

よし、帰ろう!

「帰りは電車で名古屋駅まで行こうかな~」

 

 

 

 

しかし、せっかくのヒッチハイク旅。

 

最後くらいヒッチハイクしよう!!!

もちろん不安はありましたw

「高山から名古屋方面に乗せてくれる人いるかw?」「始める時間遅いかなーw」

 

時刻は11時45分

ヒッチハイクスポット(高山IC)へ向かいます。

グーグルマップで歩いて1時間超の距離。まあ、許容範囲です。

 それに運良く晴天。気温も温かいほうです。それでも寒いですが。

 

歩いて30分くらい経過した時、問題発生

 

 

 

スネの筋肉が痛すぎる

重いリュックを背負っての長距離移動をしてきたため、遂に体が悲鳴を上げ始めます。

2日目は2万3千歩。3日目は2万歩を記録していました。

 

さらに、体は悲鳴を上げ始めます。

肩が痛い

僧帽筋や肩甲骨周りの筋肉が「ギューッ!!」と収縮して痛いのです。

 

僕は割と歩くスピードが速いほうですが

スネの筋肉の痛み、肩回りの筋肉の痛み、さらに寒さ。

このトリプルパンチで歩くスピードが少しずつ落ちていきました。

 

しんどい・・・

 

この旅で最も体力的にきつい。普段結構運動している僕ですが、さすがに身体にこたえました。

 

それでも頑張って高山IC目指してひたすら歩きます。

 

歩き始めて1時間10分。時刻は13時前。

この旅一番の問題が見つかりました。

 

 

「「高山ICの前まで、辿り着けないのです」」

 

高山IC前まで向かう道に「ここからは歩行者・自転車は通行できません。」という看板が。

ICまであと数百メートルのなのに・・・・

 

高速道路へ乗るために、ヒッチハイクするならIC前が一番良いです。しかし、IC前に行けない。

 

 

絶望wwwww(もう、笑うしかなかった)

 

 

「過去に高山IC付近でヒッチハイクした人いないか?」と思い

スマホ「高山IC ヒッチハイクと検索するも、でません。

体も疲労し、不安が増える一方です。

 

 

 

しかし、やらなきゃ進まない。誰も車に乗せてくれません。

 

 

 

 

よし、やるか。

 

時刻は13時5分。

例の看板の300mくらい手前で「名古屋方面」と書いたボードを掲げます。

「誰か乗せてくれるかw?」「ここだと車もスピード出し始めるし厳しいなーw」「そもそも名古屋方面のナンバーが少なくねwしかも片側2車線で追い越し車線に車が多いw」

 

上手くいくか不安で笑いが出てきます。僕は不安が出てくると笑いがこみ上げてきますw

 

「6時間は覚悟しよう」

今より寒くなる前に車が捕まることを祈りながら、ボードを掲げ続けます。

 

 

次々と素通りしていく車。

笑って反応してくれるドライバーも少ないです。

 

 

30分経過。

この時にはだいぶハイになってました。

捨て身で、テンションがおかしくなってます。

 

目いっぱい動いて、笑顔でアピール!!

普通に楽しんでいました笑

 

ヒッチハイクってやり始めたら意外と楽しいんですよね笑

始めるのが大変なんです。

 

 

 

 

そして45分が経とうとした、13時50分頃!!

 

 

車が止まりました!

きたああああああああああ(゚∀゚)

うひょおおおおお\(^o^)/

予想よりだいぶ早く捕まりました!

ここが一番の難所と思ってたので嬉しさが大きい!

 

止まってくれた車へ急いで走る僕。

多分100m 9秒台は出てました。ボルトも一瞬、体が震えた事でしょう。

 

僕「止まっていただいてありがとうございます!いいですか?」

助手席の女性「旦那が「良い」って言っとるからいいよ」

僕「ありがとうございます!」急いで後部座席へ乗り込む

 

止まってくださったのは、60代くらいのご夫婦でした。

 

僕「本当にありがとうございます!めちゃくちゃ助かりました!」

男性「ああ、いいよ」

僕「どちらまでいかれますか?」

男性「美濃関JCTで乗り換えて土岐の方から名古屋ICまで行くよ」

僕「でしたら、えーっと、ひるがの高原SAまでお願いします!」

男性「君はどこまで行きたいの?」

僕「僕は美濃関JCTより奥の一宮JCT方面から尾張一宮PAまで行く予定です」

男性「そっち方面行ってもいいけど」

女性「あんた(男性に向けて)それは違うんじゃない?タクシーじゃないんだから。」

僕「そうですね、あくまで名古屋方面なので途中で降ろしていただくだけで充分です。ひるがの高原SAまでお願いします。」

男性「・・・・・・」

とりあえず、ひるがの高原SAまで行けることに。

 

ひるがの高原SA到着。女性は昼食を食べにいきました。

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車内で男性が地図を取り出しました。

男性「こうやって通ってここまで行きたいんでしょ?」

僕「そうですね、そこ(尾張一宮PA)が最終目的地です」

男性「いいよ、こっちから行くよ」

僕「え!?いいんですか!?」

男性「うん、いいよ」

僕「ありがとうございます!本当に助かります!お願いします!」

 

なんと、尾張一宮PAまで行っても良いということに!

あとは、女性の承諾があるかどうか、、、、

 

とりあえず、僕もお腹がすいていたので軽く食事をしました。

そして、待合室にいたら男性が来ました。

 

 

男性「尾張一宮PAまで行けるよ」

僕「ありがとうございます!超嬉しいです!」

女性の方が承諾してくださったようです!お二人とも優しすぎ!!

 

尾張一宮PAに向かう車内でお話していると、この男性やっぱりめちゃめちゃ優しいお方でした。

 

昔ご夫婦で青森旅行に行った際、車の運転中に急な雨が降ってきたそうです。そして、知り合いでもないベタベタに濡れた観光客に声をかけ、車に乗せてあげたそうです!

さらに、ヒッチハイカーを5回も乗せたことがあるそうです!

 

異次元の優しさです。

男性は、普段から優しさを意識しているわけでは無いとおっしゃってました。つまり、根からものすごく優しい性格なのです。

僕はとんでもなく優しい方の車に乗せていただきました。

 

お二人は温泉が好きだそうで、「万座温泉」は今までで一番良かったと教えていただけました。僕もどこかのタイミングで万座温泉に行きたいなぁ。

 

 

色々お話をしていくと、もう尾張一宮PAに着きました。f:id:bigshijimi:20200211052627j:plain

とにかくお礼を言って、感謝しきりました。最後まで笑顔で手を振って見送りしました。

ご夫婦も最後まで笑顔で手を振ってくださりました。

 

 

15時43分 尾張一宮PA到着

 

 

「ここからスタートして、ここに戻ってこれるなんて」

今まで乗せてくれた方達を思い出し、感謝で胸がいっぱいでした。

 

そしてバス、電車に乗って家へ帰りました。

 

17時20分 帰宅

 

4日間の合計出費:27,123円

 

 

ヒッチハイクの旅終了

 

 

まとめへ続く 

 

bigshijimi.hateblo.jp